繁忙期のノーショー1件は、再販売する時間がありません。キャンセル時期ごとの基準と対応手順を事前に決めておきましょう。
2026.10.26
繁忙期の土曜日、チェックイン時間を過ぎてもお客様が来ません。電話にも出ません。その客室のためにほかの問い合わせを断り、清掃と準備も済ませていました。ペンションは客室数が少なく、1室あたりの売上の比重が大きいため、ノーショーや当日キャンセル1件の影響が大きくなります。特に繁忙期は、直前になってから再販売するのは簡単ではありません。
🧭 段階型キャンセルポリシー設計の原則
一般的に、チェックインが近づくほど再販売の可能性は低くなるため、キャンセルの時期に応じて返金範囲を分ける方式を用います。
段階 | キャンセル時期 | 返金方式 | 設計のポイント |
1 | チェックインのかなり前 | 全額返金 | お客様の負担を下げ、予約のハードルを下げる |
2 | チェックイン直前 | 一部返金(○○) | 再販売の可能性を反映する |
3 | 当日・ノーショー | 返金制限(○○) | 最も厳しくしつつ、事情による例外を定める |
段階を増やしすぎるとお客様もオーナーも混乱するため、シーズンごとに1つの基準だけを設けるほうが管理しやすくなります。繁忙期と閑散期を同じ基準にするか、分けるかを決めておく必要があります。返金率や期限など消費者紛争に関わる具体的な基準は、関連基準の確認が必要なため、ポリシーに反映する前に管轄機関や専門家に問い合わせてください。
📋 ノーショー発生時の対応手順
予約情報を確認し、電話・SMS・プラットフォームのメッセージで連絡を試みます。
連絡した時刻と内容、画面キャプチャを残します。
決めておいた待機時間が過ぎたら、ノーショーと判断します。
プラットフォームにノーショーを報告します。動画レビューをもとに露出を広げるOTA「Tripbtoz」のようなチャネルを含め、報告方法や精算処理はプラットフォームによって異なる場合があります。
ポリシーに従って精算し、再販売できる日付は再びオープンにしておきます。
この手順を家族やスタッフと共有しておけば、オーナーが不在でも同じ方法で対応できます。
✅ ポリシー文言のチェックリスト
チェックインを基準に、キャンセル時期がどう分かれるか記載されている。
ノーショーと当日キャンセルの基準と返金範囲が区別されている。
やむを得ない事情による例外の範囲と証明方法がある。
繁忙期と閑散期で基準が異なる場合、適用期間を記載した。
チェックイン時間と、遅れる場合の連絡方法を案内した。
OTAのポリシー画面、予約確認メッセージ、チェックイン前の案内文が互いに一致している。
返金率など具体的な基準は、関連基準を確認したうえで反映した。
ノーショーは防げなくても、対応手順と基準は前もって作っておけます。
まずは、今使っているキャンセルポリシーが繁忙期を基準に設定されているか、開いて確認してみましょう。