清掃が終わった部屋と、点検が終わった部屋は違います。客室ステータスを4つに分けるだけで、販売トラブルは減らせます。
2026.10.26
チェックアウトが集中する午前中、フロントスタッフ1人が清掃とチェックイン対応を兼務しています。清掃が終わったと思っていた部屋から前の宿泊客の忘れ物が出てきたり、点検していない部屋が販売可能として開放され、入室直前に部屋を変更したりすることもあります。人手が少ないほど、部屋の現在の状態が頭の中にしかないために起こることです。
🧭 チェックアウトから販売再開までの流れを固定します
チェックアウト → 清掃 → 点検 → 販売再開。順序は単純ですが、段階ごとに担当者と完了基準がなければ、どこかが飛ばされてしまいます。清掃と点検を別の人が担当するのが難しい場合でも、清掃を終えた人が点検表をあらためてもう一度確認するだけで、漏れは減ります。清掃完了と点検完了を同じステータスにまとめないことがポイントです。
🔀 客室ステータスは4つに分けます
ステータス | 基準 | 販売 |
清掃前 | チェックアウト完了、清掃開始前 | 不可 |
清掃後 | 清掃・寝具交換済み、点検前 | 不可 |
点検完了 | 点検表の項目確認済み | 可 |
販売不可 | 設備故障、水漏れ、臭いなど | 不可、理由と復旧予定を記録 |
ステータスの変更がOTAの在庫にどのように反映されるかは、CMS・PMSやプラットフォームによって異なる場合があるため、まず確認してください。
🔎 清潔さと設備はそのままレビューに残ります
運営の経験上、レビューの不満は清潔さと設備から生じることが多いと言われています。髪の毛や臭い、作動しない冷暖房や給湯といった問題が代表的です。動画レビューを基盤とするOTAのTripbtozのようなチャネルでは、客室の様子が動画で共有されることもあるため、点検基準は目に見える項目から決めておくとよいでしょう。
✅ 日次点検表
寝具・タオルの交換、シミと髪の毛の確認
浴室の排水、カビ、水栓の状態
冷暖房と給湯の作動
照明、リモコン、コンセント
テレビ、冷蔵庫、Wi-Fi
アメニティ・トイレットペーパーなど消耗品の補充
臭いと換気の状態
忘れ物の確認と記録
異常を発見したら直ちに販売不可へ切り替え
点検表は1枚に印刷して清掃カートに置き、異常が出た項目は日付とともに記録しておきましょう。同じ問題が繰り返される客室があれば、清掃方法よりも設備の交換を優先すべき場合があります。